第5回「福島を忘れない!全国シンポジウム」・現地見学

2017年7月16日~17日

7月16日第5回福島を忘れないシンポ175名で盛況

 7月16日福島グリーンプラザホテルで、第5回福島を忘れないシンポジウムを開催。県内外から自治体議員と市民175名が参加しました。
 メイン講演の白石草さんからはチェルノブイリと福島の現状を対比して、福島の子どもの甲状腺がんの厳しい実態をお聞きしました。

講師:白石草さん

 被害自治体から菅野清一川俣町議会議員、勝本静男葛尾村議会議員、渡辺計飯館村議会議員、除染できない広大な山林は依然として高線量のままであり、避難解除地域でも、除染土が積み上げられたまま、帰ることが難しい実態を学びました。
 被曝・裁判の現場から、広田次男弁護士(福島原発被害弁護団)と、今野秀則(原発事故被害者津島原告団長)氏から、原発事故被害者の厳しい生活実態と裁判の現状についてお聞きしました。

写真は、懇親会の模様

7月17日地元自治体議員の案内で被害自治体を見学
 翌日、2台のバスで松本静男葛尾村議会議員と木幡大熊町議会議員の案内で、飯館村から南相馬市、浪江町、富岡町を見学しました。飯館村では、渡辺計町議会議員から避難解除後の現状をお聞きしました。田畑は除染土が5段に高く積まれ、フルーシートで囲われているものの、若い世帯は帰れず高齢者で帰還した方も一部、町の復興は厳しい実態です。

 浪江町の請戸地区は、高い防波堤がつくられ海が見えな地域に一変していました。富岡駅付近は改修工事が進み、町も改修が進んでいましたが人が住める状況ではありませんでした。