第6回「福島を忘れない!全国シンポジウム」・現地見学

2018年7月15日~16日

『避難解除後の被害現地の実情・・・復興予算の矛盾とは』現地に学ぶ!

 7月15日、第6回福島を忘れないシンポジウムは、130人(福島48人、全国82人)の参加で、飯舘村の渡邊計議員の司会で進行しました。菅野清一川俣町議、松本静男葛尾村議から、昨年4月に「帰還」が勧められても高齢者の一部しか帰っていない現状を、飯舘村で放射線量の環境への影響を調査してきた伊藤延由さんから、動植物や昆虫などに及ぼした影響をお聞きしました。生業訴訟原告団長中島孝さんは避難者の過酷な現実を報告され、福島原発被害弁護団幹事長米倉勉弁護士は、避難者訴訟では東電の責任が認められながら、責任を取らない東電を弾劾しましました。最後に原子力資料情報室共同代表伴英幸さんに『福島原発事故はなぜ起きたか』と題し原発の構造や危険性を講演いただきました。
 翌日は川俣町山木屋地区から浪江町の帰還困難区域をバスで見学、7年以上人が住めなくなった地域がどれほど荒廃するか、その現状を目の当たりにしました。

帰りのバスの中で寄せられた感想

◆3回目、毎年、変わっている。現地で頑張る市議の話が聞けるのが良い。深刻な内容、国のやり方や莫大な費用について分かった。来年も参加したい。皆と情報を共有したい。

◆初めての参加。自分に何ができるか?どんなことをやるか?を考えた。復興支援のおかしさを感じた。都会からの支援についても考えさせられた。これからの生活に生かしたい。

◆ほぼ毎年参加。現地の議員・市民の報告がきちんとしていて良い。毎年、状況が変わる。亡くなった人たちの遺志を伝えることも大切。

◆放射能が消えてない中に帰還は無理がある。帰る人も避難の人も支援する仕組みが必要だ。

◆福島の復興はゼネコンの金儲けのため?と感じた。現地の地元の議員さんが頑張っているのがすごい。また、参加したい。

◆初めて参加。福島の現実をみて分かったこと。自分の地域でなにができるか考える。

◆今回も感心しました。よい企画だと思う。今年の講演のテーマは大切なことですが、難しかった。

◆柏崎から初めて。福島へは2年に一度くらい来ている。申し訳ないという思いがある。原発は止めようという活動をもっと頑張っていればと悔やまれる。福島の思いを知り、新潟では65%が原発反対だがもっと増やしていきたい。

◆葛尾村の避難者から、飼っていた牛を殺した話を聞いた。弱い立場の人が死ぬ。ハコモノでない支援が必要。

◆3回目。変わった、平らになったと感じた、さみしい気持ちもある、福島で見ること感じることが大事。もっと多くの人に参加してもらって、原発嫌だという思いをもってほしい。

◆毎回参加。最初、富岡の駅を見た時はめちゃくちゃだった。今は電車が走っている。七年で変わった。原発から放射能が降って、除染に莫大なお金が。大自然は除染できない。大変なこと。当事者の話が聞けるのはここだけ。

◆3回目。まだ線量が高く、来れば収束してないことがわかる。地元の議員さんの話が良い。