7月18日連盟関西ブロック第6回総会が盛況
7月18日に6回目となる連盟関西ブロックの総会と講演会を開催し、会場参加が50名を超え、ZOOM参加をあり盛況でした。講師の井戸謙一弁護士が、「老朽原発美浜3号機の運転差し止め仮処分申し立て」について「一番勝てそうな争点」として紹介したのは「震源近傍敷地の配慮の無視」です。関電は「美浜3号機は250メートル以内に活断層がないので、特段の配慮は必要ない」と主張しています。原子力規制委員会が「近傍」を「原発から1キロ以内」と示した経緯から、関電の主張はきわめて身勝手な解釈によるものです。この主張を裁判所がどのように判断するか注目されます。また、井戸さんが弁護団長を努める「3.11子ども甲状腺がん裁判」について、東電が「チェルノブイリほどの健康被害はない」と主張することを跳ね返し、子どもたちをこれ以上失望させずに少しでも安心して暮らせる道を開くために重要であり、原発を廃炉にするためにも勝たねばならないと強調されました。
二木洋子さんが、関西ブロックがこの間検証してきた「若狭の原発の避難計画の問題点」について報告し、避難計画のずさんさや実効性のなさに会場からため息がもれ、意見や質問が飛び交う活発な質疑応答となりました。この問題については所属する議会で取り上げることも確認しました。