第88回東京電力本店前抗議行動に参加

  2021年、新年早々の1月8日(木)に一都三県に「コロナ感染症緊急事態宣言」が出ましたが、屋外での行動ですし、歩道わきに並んで広がっての行動ですので、13日(水)に「第88回東京電力本店前抗議行動」が開催されました。幸い寒さがゆるんだ夜でした。元気がでる「玉川太鼓」のオープニングで始り、柏崎刈羽現地からの報告、生業訴訟への呼びかけ、原子力規制委抗議行動からの報告など続き、当連盟からも申し入れ書を提出しました。日音協の歌、イベント告知、コールもはさんでにぎやかに行われ、恒例のドンパン節と勇壮な玉川太鼓で締め括りました。参加者は約70名。2月は3日(水)、3月は11日(水)です。3月は10年目の東日本大震災「3・11」当日です。体調に気を付けてのご参加、よろしくお願いいたします。

2021年1月13日

東京電力ホールディンクス株式会社
社長 小早川智明 様
                反原発自治体議員・市民連盟
                共同代表 佐藤英行 野口英一郎 福士敬子 武笠紀子

原発過酷事故の責任をとり、放射能汚染水は全てタンク等で保管してください。
 12月の質問にご回答をお送りいただきありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします 貴社東電からの『ご視察者等の案内時に使用している多核種除去設備等処理水のサンプルポトルのトリチウム濃度は,約30万?約70万ベクレル/リットルであり、原子力規制委員会が定めるトリチウムの環境放出の規制基準値(6万べクレル未満/リットル)を超過しております。そもそも、処理水自体は飲用を目的としたものではなく、国の規制基準値を超過していることからしても、そのまま飲用が可能な水ではないことを、ご視察者等にもその旨をご説明しております。当社といたしましては、引き続き、丁率かつ正確なご説明を尽くすことに努めるとともに,伝え方についても、工夫・改善を重ねてまいります』とのご回答を得て、「煮沸すれば飲める」という話が間違いであるということは確認できました。しかし、同じような話が他にもあります。10月19日のニッポン放送『飯田浩司のO.K!COZY UP!』に出演したジャーナリストの須田慎一郎氏が、「8月に処理水を取材した時に『これ飲めますか?』と聞いたら『飲めます』と言われた」と語ったようです。現場の職員が「飲める」と答えているとしたら重大な問題です。間違ったことは絶対に言わないように、厳重に注意してください。
 放射能汚染水(処理水)の海への放出について、菅首相も「できるだけ早く」から「適切な時期に」と判断を先送りしていますし、地元福島を始め、国内外から反対の声が続いています。コロナ禍で放射能汚染水(処理水)への関心が薄れているところで放出を決定することはあり得ないと思いますが、何度も申し上げているように、貴社東電は、今後も放射能汚染水(処理水)の海洋放出および大気中放出ではない別の安全な方法を開発し、それまでは全量を厳重に管理・保管してください。

【質問】
(1)見学の際に放射能汚染水(処理水)を入れたプラスチックボトルからのガンマ線を測ってみせているようですが、目的は何ですか?
(2)放射能汚染水(処理水)の見学をさせていただきたいと思います。いつ頃ならは可能ですか?