第85回東京電力本店前抗議行動に参加

 10月7日(水)に、第85回東京電力本店前抗議行動が行われました。季節の移り変わりにより、すっかり暗くなっての抗議行動ですが、巨大な横断幕や光り物をつけたりしてにぎやかになってます。反原発自治体議員・市民連盟では、毎回、申し入れ書を提出し、回答を受け取っています。毎度、同じような内容のやり取りではありますが、『継続は力』と考えて続けていきます。

2020年10月7日

東京電力ホールディンクス株式会社
社長 小早川智明 様
                反原発自治体議員・市民連盟
                共同代表 佐藤英行 野口英一郎 福士敬子 武笠紀子
原発過酷事故の責任をとり、放射能汚染水は全て、タンク等で管理・保管してください。
 9月の質問にご回答をお送りいただきありがとうございました。 「福島県及び関係自治体から、どのような要望がきていますか?」との質問に対し、「当社の取り組みについてお知らせするなどの適切に情報発信すること等の要請を受けています」とのご回答をいただきました。さらに「今後も引続き、安全を最優先に廃炉作業を進めるとともに、地域のみなさまにご安心いただけるよう、迅速・正確な情報発信に努めてまいります。」とのご回答をいただきました。以前にも申し上げましたが、2011年3月の貴社東京電力の福島第一原発過酷事故の際には、貴社東京電力からは周辺自治体に何らのお知らせもなく、テレビ報道で福島第一原発事故を知ったという当時の浪江町の故馬場町長さんによる『福島を忘れない!全国シンポジウム』でのお話が驚きで、今でも鮮明に思い出されます。平常時はもちろん、大災害・大事故等の異常事態での情報発信については、特によろしくお願いいたします。
放射能汚染水(貴社東京電力では多核種除去設備等処理水)については、毎回、「国の判断に任せます。」というようなご回答をいだいておりますが、貴社東京電力は原発過酷事故を起こした企業です。貴社東京電力の責任において、放射能汚染水の海洋放出および大気中放出でない別の安全な方法を開発し、それまでは放射能汚染水の全量を厳重に管理・保管してください。
【質問】
 国が実施している「ご意見を伺う場」および世論の大勢は海への放出には反対です。「多核種除去設備等処理水の取り扱いに関する小委員会」の報告より、地元および世論の意見を重視するならば放出の方針を変える必要があると思います。双葉町長と大熊町長はタンクによる地上保管にも反対をしていますが、海・大気への放出を行わないとした場合の対策は検討していますか?